これまでの経験を遺憾なく
発揮できる環境に身を置き、
ティファールティファールのさらなる魅力と
幅広さを届けたい――
私の社会人キャリアは、外資の広告代理店からスタートしました。スマートフォンが普及するなど世のデジタル化が加速し出した頃で、デジタルマーケティングを中心とした幅広い業務に携わりました。数年経験した後に「事業者側でより広範囲なマーケティングを経験したい」と考え、某外資系家電メーカーへ転職。今につながるプロダクトマーケティングを手がけ、その後食品系のスタートアップ、ファッション業界へ移りました。これらの職歴を経て、「長く人々に使ってもらえる商材のマーケティングに携わりたい」と当社へ。英語力を活かせる環境も大きかったですし、誰もが知っている、私自身も日常使いしていたブランドであり、人々の生活を楽しく快適にするという理念も魅力でした。
外資系企業で働いた経験から、入社して感じたのは当社のバランスの良さです。外資特有のスピード感や明確な指針はありつつ、ローカルな動きも認められています。日本法人自体はほどよいサイズであることもあって、裁量も大きく、実現までの障壁が少ないため、これまで経験した企業と比較しても、仕事が進めやすいと思います。一例を挙げると、一つの広告を作る際に素材のアレンジの仕方に過度な制約がなく、守るべきブランドイメージを保つ前提で担当者の意見が多く反映され、日本のオリジナリティを出すことができるのが魅力です。
また外資系は業務引継ぎに課題があるという体感があったのですが、当社ではスムーズ。わからない点もすぐに聞ける雰囲気があり、経験者として転職してきた身分ではわからないとはなかなか言えない、といった悩みを抱えることもなく働ける会社です。
現在私はプロダクトマネジャーとして、当社が数年前に新規参入した炊飯器のマーケティング全般を受け持っており、本社と打合せを重ねて日本向けに製品を改良したり、市場に展開するためのプランニング、販促施策の立案・実行などを担当しています。
日本の消費者はお米へのこだわりが強く、炊き上がりについても日本市場向けにマイナーチェンジする必要があり、本社に細かな要求を入れる必要があります。調整を依頼して、試作機を検証、開発部門にフィードバックして改良を続けます。簡単な作業ではないですが、グローバルに日本市場への理解があり、仕事が進めやすいのも助かります。意見も通しやすいため、自分の考えをカタチにしやすい最良の環境だと感じています。
一方、裁量が大きな職場ですので、主体的にアイデアを主張できない方は厳しさを感じるかもしれません。受け身のルーティンワークとは対照的で、与えられた自由をどう捉え実践していくかは、その人次第なのかなと思います。
他カテゴリの製品を担当する同僚との連携も取りやすい環境です。チームの定例ミーティングで、各々の進捗を確認する中で「そのケースは以前、私も似たような経験をしてこのような対応を取りましたよ」といったアドバイスや情報も得られます。全員がプロフェッショナルですし、社内の協力体制が整っています。「ティファール」というブランドに誇りを持っていて、同じゴールに向かって日々励んでいるからこそ、仲間の頑張りを素直に称え、協力し合えているのではないかと思います。
今後という視点からは、ティファールの炊飯器の認知度はフライパンや電気ケトルに比べてまだまだ伸びしろがあり、シェア拡大が必要です。独自技術が生み出す品質と価格帯のバランスという部分では、どこにも負けないクオリティであると自負していますし、人目に触れる場所に置かれてもオシャレで、デザイン性も優れています。チャレンジングな姿勢で日本市場での勝負を加速させることが目標です。
今はお客様に愛される炊飯器を世の中に広める、という目標に向かって、認知度を上げるための広告施策や、定期的に店頭イベントを実施したり、キッチンカーを出したりして、街中でティファールの炊飯器で炊いたご飯の美味しさを実感して頂く機会を増やしています。データは重視しますが、お客様の声もしっかりと伺いながら、マーケティング施策に落とし込んでいきたいです。
炊飯器のシェア拡大に貢献できた先に、違うカテゴリの製品マーケティングに挑み、より多くのチャレンジを積めたらと考えています。さまざまなカテゴリ製品を持つ当社は、キャリアの可能性が広がるという点でも良いなと思っています。
働きやすさという角度から見ても、当社は長く働きたいと思える環境です。自分次第で効率的なワークスタイルを築くことが可能。在宅勤務とオフィス勤務のハイブリッドワークとして自分のスタイルで働いています。プライベートでは当社に転職した後に結婚をしたのですが、自分の時間も大事にできています。周囲を見ても、みなさんオンとオフを充実させていて、ライフステージが変わることがあっても大丈夫、という安心感が大きいですね。